十二時の鐘が鳴るまで
リジーはニューヨークのホテルで働くコンシェルジュ。
そのホテルにヨーロッパの小国ベロリアの王室一家がやってきた。
王子コンラッドの主催する慈善舞踏会がこの街で開かれるのだ。
プレイボーイとして名高い王子だが、その魅力は本物だった。
ハンサムな王子を狙う女性は数多く、目下ある女優が彼とのスキャンダルをもくろんでいた。
王子との仲を取りざたされれば、話題の人になれるからだ。
彼としては、自分ではなく慈善活動にマスコミの関心を集めたい。
そこで考えたのが一般人を恋人に仕立てて醜聞を回避し、なおかつ舞踏会にマスコミの目を向けることだった。
恋人役に白羽の矢が立ったのは、なんとリジーだった!
更新中です。しばらくお待ちください。