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切なさを抱きしめて 王宮への招待

十年前、マリアンはセブと出会い、運命の恋人と確信した。
しかし彼はある日突然、行き先も告げないまま姿を消す。
その後、マリアンは彼の素性を知った。
プリンス・セバスチャン二世――アンドヴァリア公国の君主。
王族と平民、結ばれるべくもない二人だったのだ。
月日は流れ、歴史学者となったマリアンは、王室の招きでアンドヴァリアに滞在することになった。
セブと再会し、マリアンの心は乱れた。
彼への思いは消えていないどころか、つのるばかりで、しかもマリアンは、セブには言えない秘密を抱えていた……。
★裏切られ傷つけられたマリアンは、必死にセブと距離をおこうとしますが、彼女の苦悩の深さを知らないセブは、何かと彼女にかまいます。
マリアンのセブへの愛と、やり場のない悲しみ、絶望感がからみ合う、切ないラブストーリーです。




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