美しき女戦士
14歳のころから領主としてロマを治めてきたキャサリンは、イングランド宮廷からの知らせに愕然とした。
かつて領主だった男の息子に、ロマを返還せよというのだ。
そのうえ、そのサー・セネットの花嫁になるように、と。
見知らぬ男と結婚するなんて、冗談じゃないわ!王の使者を追い返すと、あろうことか奇襲攻撃が始まった。
またたくまに城を制圧したサー・セネットは、氷のように冷たく光る青い目で、情け容赦なくこう告げた。
「おれはロマのすべてを要求する……きみ自身も含めて」
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