翼の折れた恋人
ロンドンで画廊を経営していたシャンニは、恋人に裏切られて破産寸前に追いこまれ、伯母に紹介されたオーストラリアの農場に身を寄せることにした。
その地で奮闘している伯母の里子ピアースを手伝うことが条件だ。
奮闘しているってどういうこと?来てみてすぐにわかった。
幼い四人の子供がいたのだ。
しかも当のピアースはいない。
家の中は雑然として、子供たちは飢えている。
だが赤ん坊を抱いて帰宅したピアースを見て、彼女は目をみはった。
ぞくぞくするほどセクシー!そして困りきっているのは明らかだ。
彼が手伝ってほしいというのなら、なんでもするわ!★「涙にこめた愛」(I-1909)の舞台となったローガネッホ城に滞在することに決めたピアースとシャンニ。
ふたりの愛と再生を語るRITA賞受賞作家M・レノックスの快心作です。
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