夜明けを焦がれて
眠れない日々がもう五カ月も続いている。
クリスティは正体不明のストーカーから嫌がらせを受け、仕事も友人も自由も奪われたあげく、とうとう口座まで凍結されてしまった。
こんな事態に陥っても、頼りにできる家族や恋人はいない。
彼女が最後にすがったのは、亡き兄が残した電話番号だった。
だが期待もむなしく、なんの役にも立たない番号だとわかる。
絶望の淵に沈むクリスティを、さらなる衝撃が襲う!真夜中、何者かが家に侵入し、後ろから彼女の口をふさいで言った。
「きみに僕の恋人のふりをしてもらう」
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