奪われた祝福の夜
結婚式を間近に控え、シャーロットは実家へと車を走らせていた。
いまだ相手の男性を花婿として認めようとせず、財産目当てだと反対する両親と兄を今日こそ説得するつもりだった。
ところが家に着くと、兄の友人だという男性ダミアンを紹介される。
ダミアンはゴージャスで自信にあふれた、まさに億万長者の代表。
婚約者とは正反対の男性に、シャーロットはいらだちをつのらせた。
それに、彼はなぜ謎めいた熱いまなざしで私を見つめているの?あの視線がほのめかしているものは、いったい何?これから先、彼がどんなゲームを始めようとしているのか、シャーロットは胸騒ぎを覚え、どうしようもない不安に襲われた。
★シャーロットをひと目見たとたんに運命の相手だと直感したダミアン。
実力派作家エマ・ダーシーが渾身の力をこめて描く〈ひと目惚れ〉の恋のゆくえをお楽しみいただける一編です。
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