恋はつむじ風のように
兄の親友ヒューのことは、昔からよく知っている。
頭がよくてハンサムで、いつもとびきりの美人を連れ歩いている。
そんな彼が、地味で冴えない私に助けを求めてきた。
上司の妻につきまとわれて困っているので、秘書が留守のあいだオフィスにつめていてほしいというのだ。
笑顔がすてきな彼なのに、今度ばかりは血相が変わっている。
「頼むよ、エイミー。
たった二週間だから」しぶしぶ引き受けたけれど、心の動揺が抑えきれない。
彼と毎日会うなんて、竜巻の中へ突っ込むようなものだわ。
ずっと嫌いなふりをして、彼への思いを隠しつづけてきたのに。
★期待の新星ナターシャ・オークリーのデビュー二作目をお送りします。
苦労知らずに見えたヒューは、誰にも言えない悲しい秘密を抱えていました。
エイミーはただの’親友の妹’を卒業して、彼の支えになれるのでしょうか?初々しい輝きを放つ作品です。
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