勇者は死なず
ドミニ・ド・モントフォードはハーウッドの女君主である。
彼女の領地は’湿地帯の狼’という盗賊団の脅威にさらされていた。
家臣と領民を救うために、ドミニは修道院へ向かう。
かつてハーウッドの君主であり、勇猛果敢な戦士だったアーマンドを連れ戻すためだ。
アーマンドは政治的な裏切りにあったことがきっかけで厭世的な気分に陥り、修道院に入ったのだった。
俗世に戻ることをかたくなに拒むアーマンドに、困りはてるドミニ。
二人の言い分を聞いた大修道院長は意外にも彼に修道院を去るよう促す。
こうしてアーマンドは再び剣を手に取ることになったが……。
★ゴールデン・ハート賞受賞作家デボラ・ヘイルの作品をお届けします。
物語の舞台は1143年のイングランドで、ヘンリーI世亡きあと、王位継承争いが勃発し、国内が二分した時代です。
作品中に登場する女帝モードはヘンリーI世の長女に、スティーブン王は甥にあたります。
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