魅惑のシーク 砂と太陽の国で
「二十四時間以内に帰国し、我が国の実力者と結婚しろ!」父からの脅しにも似た厳命に、ケイラは茫然とした。
祖国バラカは、女性の権利などないに等しい国。
戻りたくない。
しかも、会ったこともない男性と結婚するためだなんて……。
途方に暮れるケイラの前に、思わぬナイトが現れた。
シーク・カーレン・ヌリ。
ケイラの初恋の相手だ。
「僕なら君を助けることができる」ケイラはその言葉を信じていいものかどうか戸惑ったが、父の回し者に襲われ、ついに彼に助けを請うた。
それが新たな苦難の始まりとも思わずに。
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