微笑みの報酬
マリーは、雑誌で取りあげられるほど名の知れた有能な世話係(ナニー)。
その彼女に、ある資産家から破格の料金の仕事が舞いこんだ。
彼の息子の世話をするのだという。
ところが行ってみると、待っていたのは、想像していたような小さな子供ではなく、三十二歳の立派な大人、ニコスだった。
しかも、息子を管理したがる父親に反発してデートクラブの女性を家に呼んでいたニコスにその女性と勘違いされ、いきなりキスまでされてしまったのだ!彼のキスはうっとりするほどすばらしかった。
それまで情熱とは無縁に生きてきたマリーは仰天した。
この情熱についてもっと知りたい。
そして、いがみ合う父子の間に温かい感情を取り戻させたい。
そんな思いに促され、マリーはニコスのナニーとして働くことに決めた。
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