無口な求愛
華やかな社交界に憧れる男爵令嬢のアマンダは、高名な侯爵の親戚を屋敷に滞在させることになり、期待に胸をときめかせて客を待っていた。
だがそこへ現れたのは、薄汚れたごろつきのような男。
アマンダは思わず言葉を失うが、数日後、朝食の席ででくわした彼を見てさらに驚いた。
そこには、ハンサムな顔立ちの颯爽とした紳士がいたのだ。
彼――グレヴィルに魅力たっぷりの笑みを投げかけられ、アマンダの心臓は早鐘のように打ち始める。
でも謎めいた彼に惹かれてはならない。
私の夢見てきた社交界デビューはもう目の前なのだから。
■理想の花婿、理想の結婚を思い描いて生きてきたアマンダ。
ところがデビュー前の巡り合いが彼女の心を迷わせます。
人気作家ジュリア・ジャスティスの約2年ぶりとなる、貴重な新作です。
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