シンデレラと秘密の天使
あなたの重荷になりたくなかった。
あなたの夢は、わたしの夢だから。
神様、お願いです。
どうか人違いでありますように。
看護師クレアの祈りもむなしく、近づいてきた新任の医師は忘れられない元恋人ショーン――愛する息子ベンの父親だった。
8年前、クレアは彼の夢を邪魔したくない一心で彼のもとを去った。
そして密かにベンを産み育ててきた――父親は死んだことにして。
どんなに辛くても、この嘘を一生背負って生きる覚悟でいたのに……。
千々に乱れる心を抱えながら、再びショーンに惹かれていくクレア。
真実を告げられないまま、家族ぐるみのつきあいが始まったが、ベンの誕生日を知るやいなや、ショーンは激しい怒りを燃え上がらせた。
「きみがぼくを振ったのは、ほかの男の子供を産むためだったとはな!」■クレアのことを誤解し、失望して辞表を出したショーン。
また彼を失うのは耐えられないと気づいたものの、勇気を出せないクレア。
そんなある日、ベンが喘息の発作を起こして二人の病院に搬送され……。
魅惑のドクターと健気なナースの、切なくも美しい純愛物語。
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