スター作家傑作選〜秘書は愛を胸に〜
『冷たいボス』社長秘書のフルールはひどく不安だった。
勤め先の出版社の経営が、業界の’巨匠’キット・マローンによって引き継がれたのだ。
新しいボスとなるキットは唯我独尊なプレイボーイらしいが、初めて顔を合わせた日、仕事について熱く語っていた彼が次に放った言葉に、フルールは甘やかな戦慄を覚えた。
「これから僕の家に来てくれ」『期限つきの秘書』ソレルは休暇中の親友から、出社前の上司のデスクに重要書類を届けてほしいと頼み込まれた。
さもないとクビになると泣きつかれ、やむなく始業時間前に親友の会社を訪れたが、いかにも頭脳明晰そうな鋭い瞳の社員ケイレブに見咎められる。
しかも、親友が旅から戻るまでの5週間、代わりにここで秘書として働くよう言われ……。
『胸騒ぎのオフィス』貧しい家庭に育ち、家政婦をしながら大学を出たインディは、社会で成功するのが夢。
週末、雇い主の家を訪れた際、誤って寝室に入り、客人の大富豪パーカーの一糸まとわぬ姿を目撃してしまう。
厚い胸板に、引き締まったおなか。
なんてセクシーなの! まさか彼の秘書を務めることになるとは、インディはまだ知る由もなく――*『冷たいボス』は既に配信されている作品と同様の作品となります。
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