スター作家傑作選〜永遠の聖夜物語〜
『聖夜の訪問者』病院で栄養士助手として働くシアドシアは、屋根裏部屋で愛猫と暮らしている。
クリスマスも、唯一の身寄りである大おばと質素に祝うしかない。
ある日、憂鬱な雑用をきっかけにハンサムなベンディンク教授と知り合った。
彼は病院の重役で雲の上の人だ。
かなわぬ恋と知りつつ、いつしか彼女は教授と過ごすイブを夢見ていた……。
『恋人はツリーとともに』クリスマスを前に、息子ジェイムズを連れて生家に戻ってきたベス。
そこで思いがけず、かつて憧れていたカールと再会する。
束の間の愛を分かち合ったあと、彼は私を捨て、異国の令嬢と婚約したはずなのに……なんて皮肉な巡り合わせ。
彼女は運命の悪戯を呪い、心から神に祈った。
ジェイムズが、彼の子だと悟られませんように。
『旅路の果てに』寒風の吹きつけるなか、マリアンは赤子を抱え、やっとのことで亡き夫の生まれ故郷にたどり着いた。
ここへ来たのは、臨終の際に夫と交わした、この子を夫の養父ヘイウッドに託すという約束を果たすため。
だが、ヘイウッドには冷酷な男という悪い噂があった。
マリアンは心配になり、家政婦として雇ってほしいと申し出るが……。
*本書収録の『旅路の果てに』は、既に配信されている作品となります。
ご購入の際は十分ご注意ください。
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