つかのまの過去
かわいい息子のことは言えない。
彼にはもう、別の女性がいるのだから。
ローレンはハンサムな上司マット・チャンドラーと恋に落ちた。
彼の所有する豪勢なヨットで初めて体を重ね、愛を誓ったが、なぜかチャンドラー家を忌み嫌う母に猛反対される。
毒親の巧みな嘘に翻弄されているとは気づきもせず、若くうぶだったローレンはマットの愛を疑い、別れてしまう。
傷心のまま故郷を離れ、母から彼が結婚したことを聞いた。
再会は3年後――。
母の葬儀に、なぜかマットが現れたのだ。
彼は別れたときよりさらに魅力的に見え、胸が苦しくなる。
豊かな黒髪とブルーの瞳。
3歳の息子と、そっくり同じ……。
■S・マートンによる感動のシークレットベビー・ロマンス。
冒頭の再会場面から、過去を遡るかたちで二人の愛の軌跡と別れが描かれます。
彼が結婚したことも親の嘘と知らないローレンは、息子のことを伝えられるのでしょうか?
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