子爵が見初めた蕾
子爵が乙女の唇に残した永遠に消えない、キスの刻印。
18歳のルーシーは、遠方の父親から思いも寄らぬ手紙を受け取った。
なんと彼女を結婚させるというのだ。
ずっと年上の、中年男と!婚約を社交界公認のものにするため、彼女は無理やり盛装させられ、婚約者となる男とともに、華やかな舞踏会に連れていかれた。
と、二人の間に割って入ったハンサムな男性がいた。
ロックリー子爵だ。
彼はルーシーを静かな庭園に連れ出すと、優しく慰めた。
「君は無垢で、若すぎる」そう言いながらも、甘いくちづけをして……。
ルーシーは、子爵こそ私の愛する人と悟ったが、このキスによって婚約は破談になり、ルーシー自身も欧州に身を隠すことになる。
1年後、美しい淑女となって戻った彼女に、ロックリー子爵は――■ヒストリカル・ロマンスのベテラン作家ヘレン・ディクソンによるみずみずしい初恋の物語をお贈りします。
美しい大人の女性となり再び子爵とめぐり会ったルーシーですが、実は彼と元婚約者との間には因縁があることがわかり……。
波瀾万丈なロマンスの行方は?
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