白衣のメアリー・ポピンズ
あなたの心を占めているのは、亡き妻の面影? それとも……。
マーニーは勤務先の病院で医師のハリーと再会した。
数年前、短期間だが別の病院で一緒に働いていたのだ。
当時、プレイボーイとして名を馳せていた彼は、マーニーのことを覚えてすらいなかった。
今の彼も相変わらずハンサムで凜々しいけれど、双子の子育てに追われるシングルファーザーだという。
彼は生真面目なマーニーを煙たがり、二人は何かとぶつかるが、同僚の葬儀の夜、慰め合うように一夜を共にしてしまう。
亡き妻を今も愛する彼との間に、未来は望めないのに……。
そんな矢先、感染症に罹った双子をマーニーが世話することになる。
■キャロル・マリネッリが贈る、癒やしのロマンスです。
幼い双子にとってマーニーは、まるで空から降りてきた子守りのメアリー・ポピンズのようでした。
双子に癒やされながら、マーニーとハリーは、互いに大切な人を亡くした過去から一歩を踏み出して……。
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