裏切りの指輪【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
わたしの子は、あなたの子。
彼がそう認めなくても……。
まだ幼い愛娘を誘拐され、打ちひしがれていたサラは、シチリア大富豪の夫ニコラスとの3年ぶりの再会に動揺した。
出会った瞬間に恋に落ち、結婚したときは幸せの絶頂だった。
けれど、頑固な義父はイギリスから来た花嫁をよそ者として嫌い、息子の目を盗んでは、周囲も巻き込んでサラにつらく当たった。
そして事実無根の浮気の罪を着せ、ついに彼女をいびり出したのだ。
ニコラスの子を身ごもったとサラが知ったのは、別居してからのこと。
今、夫は黄金の瞳に、なおも妻への不信と怒りの念を浮かべている。
彼にとって、あの子は屈辱の印。
邪魔だったから、さらったんだわ!そう疑う妻に、彼は告げた。
「’きみの’子をさらってなどいない」■〈幼な子がつなぐ愛〉をテーマにお届けする、こわれかけた夫婦愛の物語。
安全上の理由から、サラはつらい思い出の地、シチリアでふたたびニコラスと暮らすことになり……。
ロマンス作家の中でもひときわドラマ性に富んだ作風が光る、ミシェル・リードの秀作!*本書は、ハーレクインSP文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。
ご購入の際は十分ご注意ください。
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