家なき無垢な代理母
代理母のわたしが犯した過ち――それはおなかの子の父親を愛したこと。
ともに児童養護施設で育った、病気療養中の親友に懇願され、アイビーは卵子提供をして、代理母となった。
だが親友は急死、おなかの子だけが残された。
ドナーは無慈悲と噂される砂漠のシーク、ナジールだという。
悩んだ末、アイビーは身重の体で彼を訪ねることにする。
現れたのは、威厳に満ちたブロンズ色の肌の屈強な体格の男性。
なぜか子供に執着する彼に結婚を申し込まれ、驚くアイビー。
「イエスと言うまで、きみはここから生きて出られない」おなかの子と生きのびるためには、彼に従うしかないの?■異国の地で初対面を果たしたおなかの子の父親は、カリスマ性あふれる傲慢な大富豪! 彼への畏怖の念はいつしか彼への恋心に変わって……。
親の愛に恵まれず愛ある家庭を夢見てきたヒロインがたどる数奇な運命とは? 大人気の代理出産がテーマの逸作です!
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