七年越しのプロポーズ
お願いだから、わたしにも愛を分けて――すべての愛を息子に注ぐのではなく。
兄の突然の死に打ちのめされていたアニーのもとに、ある夜、ずっと憧れていた兄の親友ディミトリオスが現れた。
彼のギリシア彫刻のように端整な顔に浮かぶ、深い憂い。
二人は悲しみをぶつけ合うようにしてベッドを共にする。
だが翌朝、彼は去った――あれは単なる情事だと念を押して。
7年後、アニーは困窮し、クリスマスを前に頭を悩ませていた。
せめて愛しい息子にだけはプレゼントを買ってやりたい……。
そこへ再び、今や億万長者となったディミトリオスが姿を現す。
「ぼくの息子に会わせろ。
今すぐに!」なぜわかったの? いぶかるアニーに、彼は結婚を迫る。
■はかなく散った18歳の初恋、消えた想い人が授けた新しい命、そして予想もしなかった運命の再会――感動的な作風で大人気、クレア・コネリーが綴る感動のシークレットベビー物語!
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