幻を愛した大富豪【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
義兄への想いを封印し、名前も捨てた。
そうまでして隠したかった’愛の証’……。
5年前、リリーは車の事故で死んだ――でも本当は、名前を変え、別の場所で暮らしていた。
血のつながらない兄ラファエルとの愛に溺れていたリリーにとって、そうするしか中毒のような関係から抜け出すすべがなかったのだ。
ところがある日、とうとうラファエルに見つかってしまう。
昔、二人の関係を’汚れた秘密’と呼んだ彼に、密かに産み育てている息子のことを知られるわけにはいかない。
彼の突然のキスに動揺しつつも、彼女はとっさに言った。
「私はリリーじゃないわ。
あなたは誰?」これまで1日たりとも、彼を忘れたことなんてないのに……。
■数多の女性と浮き名を流しながら、義妹のリリーをも誘惑した不埒なラファエル。
けれど、リリーの死を信じず、似た人を見かけるたび確かめずにいられなかったのもまた、彼の真実でした。
初めから赤の他人だったなら……と思わずにいられない、劇的ロマンス!*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。
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