麗しき堕天使の一夜妻
一夜の過ち? いいえ、一夜の奇跡。
おなかの子が生きる力を与えてくれたから。
失職してロンドンを離れ、元里親の家に身を寄せていたリアは、ある日、臨時の家政婦としてイタリア富豪の留守宅に赴いた。
汗だくで掃除を終えたあと、ついに我慢できなくなり、生まれたままの姿で室内プールに飛びこんだ。
そこへ男性が現れ、リアは凍りついた。
ああ大変! 庭師かしら?だが、秘書だという彼の美貌に惹かれ、たちまち虜になる。
一夜限りの恋と知りつつ純潔を捧げた翌朝、彼が屋敷の主人ジオだと知って愕然とし、リアは逃げ帰った。
3カ月後、リアは彼のオフィスを訪ねた――身重の体で。
■大スター作家リン・グレアムが綴る、大好評のミニシリーズ〈ステファノス家の愛の掟〉。
『灰かぶりはかりそめの妻』に続く2話目です。
幸福なシンデレラを夢見るのは、身の程知らずと想いを封じこめ、おなかの子と共に生きていこうとするヒロインでしたが……。
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