定本 実録 大江戸奇怪草子 忘れられた神々
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江戸版本のなかから、現代人の心の琴線に触れる奇怪譚・滑稽譚・迷宮譚を精選して話題となった『大江戸奇怪草子』(三五館)の復刊本。
第一部では「狐狸」、第二部では「不思議話」、第三部では「縁起由来」に焦点を当て、江戸時代の庶民生活の裏側を覗く伝承に迫る。
復刊本では筆者のコレクションなどから関連図版を大幅に増補。
98タイトル百数十話を収載。
一読すると、まるで古老の話を聞いているような余韻が心の中に広がる。
「貨幣」「不定時法」「度量衡」など、巻末の資料編も充実。
もくじ河童/物を言う猫/魔魅/天狗になった男/蛇が蛸になる話/蝦蟇の怪/幽霊の置き土産/大陰因果咄/牛鬼/魍魎/癪のかたまり/山神/生まれ変わり奇談/お菊虫/妖しい少女/地中の亡霊/疱瘡鬼/石像が生まれた/犬嫌いの疫病神/南蛮人の秘術 ほか
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