カッコウはコンピュータに卵を産む
ハッカーは海を越えて、ドイツから侵入してきていた。
アメリカ各地の軍事施設のサーバに入り込むだけで飽きたらず、米国から折り返してドイツ駐留米軍基地に、さらには日本の米軍基地にまで触手を伸ばしている。
自分は端末の前から一歩も動くことなく世界を縦横に駆け巡り、自在にスパイ活動を行っているのだ。
ドイツの捜査機関は犯人をあと一歩まで追い詰めていたが、逆探知までに至っていない。
そこで著者が考え出したのが「おとり作戦」だった―インターネットが世界を覆いはじめる前夜、「ハッカー」の存在を世に知らしめた国際ハッカー事件。
その全容を当事者本人が小説のような筆致で描く。
トム・クランシーも絶賛した世界的ベストセラー!
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