歌人として川柳に出会い、魅了された著者の、獰猛かつ繊細な手つきでえらばれた言葉たち。<br />作句をはじめた2015年の作品から最新作まで、全232句を収録。<br />わたしにとって、男性社会にチェックインするという手続きを踏まずに使える言葉の置き場がひとつだけある。<br />それが現代川柳である――平岡直子