小説は、結局のところ文字の群れなんじゃないの? というありがたい御意見をもとに書き上げた作品です。<br />モナドを追いかけたり、野菜が氾濫していたり、不思議な列車に乗ったりします。<br />執筆当時、多和田葉子について研究していたため、その影響がかなりにじみ出ています。<br />過去に作成した『MOJIの群レ』(2008.5.11/2009.8.16)と『紙の束』(2011.6.12)との二冊をまとめたものになります。<br />