孤蝶の覚めるとき
僕自身は――いつの間にか1匹の蝶に成り果てる――。
僕、黒羽 駿は紅の蝶の悪夢に悩まされていた。
仕事を辞めた僕は生まれ育った村へと戻る。
だけど僕は村には戻りたくなかった。
そこには勝手に決められたはずの婚約者がいたから。
顔も名前も知らなかったはずの婚約者、仔鞠と僕は初めて顔を合わせる。
艶やかな黒髪の持ち主の彼女は出会ったばかりの僕にいきなりキスをする。
そして新月に始まる仔鞠との密事……。
せめてヒトらしくと願った彼女との伝奇官能小説。
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