夏休みのあいだ、伯父の家で暮らしている隼一は、慣れない土地に馴染めない。<br />太陽とプールの水飛沫が輝く昼間と、深夜の線路道での少年・初との遊び。<br />光とも闇ともつかない、少年の心のゆらぎをみずみずしく描いた表題作。<br />ぼくは、しんだことがある。<br />いっかいやにかいじゃない。<br />短編『アロエを折って』を収録。<br />