大飢饉を孤独に生きていた「おれ」。<br />ただただ飢えと渇きを癒やすため、無人の民家を漁り、死人の骸を漁ってきた。<br />明日への絶望などなければ、希望もない。<br />けれど、「そいつ」と出会ったときから、「おれ」の世界は色を変えた。<br />