犬神の絵 怪談・短編集
◆犬神の絵モザイクアートを手掛ける種田小百合は、恋人の花村耕平のところへ向かう。
その道中でバックパッカーのヒッチハイクをスルーし、耕平の家に到着すると犬のモモが激しく鳴いていた。
モモの向かう先には……。
◆妖怪様、さま。
大繁盛!お花の小間物屋では、客が来るたびにものがなくなるという。
でも、客が盗んでいる様子はない。
そこで亭主の新二郎が休みの日に見張りをする。
ものを盗っていたのは客ではなかったが……。
◆ひどい部長を連れに来た男上司のお供で、とある店の控室にいた水野紀久子。
そこにやってきた関係者らしい男が「佐藤部長をお連れしに来た」と言う。
しばらくすると今度は上司が「今日の出張は無駄になった」と言い出すのだった。
◆遅まきながらの恋水森弥江子は日本舞踊の教室を開いている。
生徒が減り、新しく日本舞踊を取り入れた体操の教室を開くことにした。
自宅では手狭になるほど生徒たちが増え、そこに魅力的な男性会員もやってきて……。
◆ハーモニー高波吉枝は路上ミュージシャンをしている。
悲劇が続き、天涯孤独の身となった彼女の歌は、なぜか泣けると評判になる。
ただ、吉枝の歌は生で聞かないとそのハーモニーを感じられないのだった。
◆匂い袋白水瑛太と妻の佐和子は温泉の素を製造販売している。
売り上げが悪い中、佐和子は温泉の素を使った匂い袋はどうかと提案する。
その匂い袋は売れに売れて看板商品になったが、そのせいで惨劇が起こってしまう。
さら・シリウス:あらすじ妖精社:文章
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