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スパアン

1919年。
在りし日の広島。
物産陳列館にまつわる失われし物語。
作家米田淳一の舞台はSFと鉄道だけではない。
凝縮された膨大な薀蓄、魅力的なキャラクターによる軽妙な掛け合いは、歴史浪漫にもその才を発揮するのだ(ノベルジャム・チームH担当編集波野發作談)。
1919年。
大正8年の頃はあまり後世で注目をされている年代ではない。
しかし、変わらず人は営み、世は移り変わっていく。
広島がまだHIROSHIMAではなかった頃の、あったかもしれない、いや、あったはずの物語がそこにはあったのだ。
改造社社主・山本実彦、小説家谷崎潤一郎、同じく芥川龍之介は、取材と称して訪れた広島で、林芙美子と珠子の二人の女学生と出会う。
そして、若干の下心もあったその会合で、三人は思わぬ展開に肝を冷やす。
触らぬ神に祟りなし。
触ってしまえば災い転じて福となす。
アインシュタインもユーハイムもヤン・レツルもヴィトゲンシュタインも伊藤博文も知らないワンデイエピソード。
それは切り取られた広島のユリシーズ。
NovelJam 2017 米光一成賞作品




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