母の上京/悲しみ
ぼくたちは未熟だ。
ちゃんと「ありがとう」を言えているだろうか。
悲しみと向き合い、乗り越えていけるだろうか。
優しい気持ちになれる短編小説集。
『母の上京』 僕は大学進学とともに東京で一人暮らしを始め、そのまま東京で就職した。
故郷を離れて8年。
ある日、母親から連絡があり、東京案内をすることになった。
(初出:『月刊群雛』2014年04月号)『悲しみ』 僕の親友が、自ら命を絶った。
端から見ている分には、とても幸せそうに見えたのに。
残された僕と、親友の彼女。
悲しみに向き合う方法は、人それぞれ。
(初出:『月刊群雛』2014年05月号)表紙イラスト:蒼真怜(『月刊群雛』2016年01月号表紙イラスト担当)
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