日曜の朝 毒に汚されたであろう昔の女を どうしているかと気にかけながら 野菜を洗っていたら 指先に小さな棘が刺さった 他の指でなんども抜こうとする 毛抜きもどこへやったか思い出せない?作者の詩ブログ「シン・ミライ」から恋心をうたう詩片を編んだ選詩集。<br />