愛してるなんて、言えない
外資系企業の人事部に勤める信悟が解雇者リストで目にした名前は、幼馴染の秀司だった。
身体が小さく、人づきあいが苦手だった信悟をかばってくれたその彼を、自分がクビにしなければならないとは。
社員に引き上げられないかを考えるも断られた信悟は、秀司に「家政夫になってくれないか」と誘い、二人の同居生活がはじまる。
信悟の厚意に応えようと手料理を振るう秀司と、仕事の緊張を解いて家でくつろぐ信悟。
子どもの頃、お互いに淡い恋心を抱いていた二人だったが、同じ部屋にいながら嫌われるのが怖くて一歩も踏み出せない。
そんな折、信悟は視察のために来日する上司のリチャードを案内しなければならなくなる。
リチャードの登場で二人の生活に変化が訪れ、二人の距離が少しずつ縮まっていく……。
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