獲物は堕ち、獣は哂う
高校時代、陸上部の先輩だった詠一(えいいち)に、社会人になった今なおただならぬ想いを抱く献(ささぐ)。
当時もらった詠一の腕時計は今も宝物だ。
偶然、近くに住んでいることを知り、以後は時間を捻出して気づかれぬよう彼を追いかけ、こっそり写真に収めて自らを慰める。
だが、詠一が女といるところを目撃し、あきらめることを決意する。
詠一への想いを振り切ろうと、頼まれて参加した合コンでは新たな出会いの予感も。
しかし、途中でかかってきた電話で状況は一変。
何者かに襲われて意識が戻れば、そこは詠一のマンションだった。
なぜ? どうして? 混乱する献に詠一は鋭く言い放つ。
「立って、服を脱げ」 そこから苦しいほどの激しい責めが始まり献はどこまでも堕ちてゆく――。
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