公爵様の一途な愛は、引っ込み思案の地味令嬢の傷ついた心を癒します
カミリアは恋に臆病になっていた。
普通の容姿のカミリアに対し、似ていない双子の妹キャロルは飛び切りかわいらしくて両親ですら区別する始末だからだ。
男性はみなキャロル目当て。
カミリアに声をかけてくる場合はキャロルに近づく口実だった。
すっかり傷ついてしまっているカミリアに、伯母がレナルド・ザーヴィス公爵を紹介する。
見目麗しいレナルドは、無類の本好き・歴史好きで、同じ嗜好のカミリアと親しくなりたいと想いを伝えてくる。
だがカミリアはその言葉を信用できない。
また妹目当てでは? 過去の苦い思い出から逃れられないカミリアに、レナルドは一つ一つ応えていく。
そんな優しく包容力のあるレナルドに惹かれていることを自覚するカミリアが、もう迷わない悩まない、そう決意した矢先、なんとレナルドとキャロルが逢引している場を目撃してしまい……。
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