5月の空は、青くやさしい
スポーツジムからの帰り、亘は公園で行き倒れている青年・史春を保護する。
一宿一飯を提供したが朝には姿がなく、代わりに保護猫カフェのスタンプカードと亘の寝顔を描いた一枚のラフ画が残されていた。
ラフ画の端には署名が入っていて、それは亘の好きな画家「HARU」のものだった。
史春が「HARU」だと知った亘はその日から、彼ともう一度会うため猫カフェに通い、「HARU」の絵を取り扱っている画廊を巡り始める。
そうして数日が過ぎたある日、亘はようやく史春との再会を果たす。
人懐こく甘え上手な史春は亘との再会を喜んでくれ、二人は気の合う友人のような付き合いを始める。
はじめのうちこそ憧れの画家「HARU」との交流に心躍らせた亘だったが、交流が深まるに連れ亘の興味は「HARU」ではなく一人の男・史春へと向いていき……。
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