幼なじみのクールな伯爵は初恋の令嬢を逃さない
伯爵令嬢のシャーロットは、歳のわりにおっとりとしていて甘えん坊な性格。
そのせいか、19歳となり社交界デビューをはたした今なお、恋人ができたためしがない。
すこし良い雰囲気になって距離を詰め始めると、どの殿方もことごとくシャーロットのもとから去って行ってしまうのだ。
自分の何が悪いのか、と嘆き悲しむシャーロットを哀れんだ兄がシャーロットに紹介したのは、幼い頃からの兄の友人であるロイ。
いまだ独身のロイはシャーロットにちょうどよいのではないか、という兄の提案に乗り気のロイから求婚され、シャーロットは胸をときめかせる。
というのも、実はロイはシャーロットにとっては初恋の相手。
たとえお情けだとしても初恋のロイと結婚できるだけで幸せだ。
そう思っていたシャーロットだが、実はロイには忘れられない相手がいて、そのため25歳まで独身を貫いてきたのだと知り……。
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