没落令嬢が拾った王子様は、愛する旦那様になりました
両親亡きあと落ちぶれるも、逆境に負けず森で暮らす元辺境伯令嬢のエルヴィーラはある日、行き倒れていた若い男性を見つけ介抱する。
無事意識を取り戻した男性はヴィルヘルムと名乗ったが、家名は明かせないという。
ヴィルヘルムは見るからに高位貴族といった身なりをしているうえ、矢傷も追っていた。
何かわけがあるのだろうと察したエルヴィーラはそれ以上詮索することはせず、回復するまでヴィルヘルムの面倒を見ることに。
数日の間続いた二人きりの穏やかな暮らしの中で、徐々にヴィルヘルムに惹かれていくエルヴィーラ。
それはヴィルヘルムも同じことで、二人はいつしか離れがたい感情を抱くようになる。
しかし、二人の平穏な日々は長くは続かなかった。
何者かに命を狙われ傷を追ったヴェルヘルムだけでなく、エルヴィーラのもとにも不穏な影が近づき始め……。
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