お転婆令嬢、記憶喪失の堅物伯爵と恋に落ちる
シルベスタント公爵家のクロエは、社交界でも絶世の美女と評される容姿を持ちながら、乗馬をしたり拳闘を習ったりと、淑女らしからぬ快活な令嬢。
今日も幼馴染のホーイエと軽口を叩きながら拳を振っていた。
その様子に乱暴されていると勘違いした紳士が割って入ってきた。
クロエの拳がきれいに決まってしまったせいで、失神した紳士。
慌てて病院に連れていったクロエは、紳士が一時的に記憶喪失になったことを告げられ、紳士の面倒をみることに。
名前も思い出せない紳士のハンカチに『D』のイニシャルが刺繍されていたことから、クロエは紳士を「ディー」を呼ぶことにした。
惹かれ合う二人だったが……。
更新中です。しばらくお待ちください。