身分を隠した領主の子息は、身代わりの令嬢を甘やかしたい
叔母が営む下町の小さなレース工房で働いているミシェルはある日、店に訪れた男性客に外に連れ出されそうになる。
どうやら男性は、ミシェルを「アリス」という女性と見間違えたらしい。
そんな奇妙なことがあった数日後、今度は顔を隠した身分の高そうな令嬢が工房を訪れ、ミシェルに屋敷まで商品を持ってきてほしいと頼んでくる。
言われるままに屋敷を尋ねると、待っていたのは「アリス」と名乗るミシェルとそっくりな顔をした令嬢だった。
アリスは強引にミシェルと自身のドレスを交換すると、ミシェルに「自分の身代わり」を頼み、屋敷から出ていってしまう。
ひとり取り残され呆然とするミシェルを助けてくれたのは、数日前工房にきた男性客・ロバート。
彼はお転婆令嬢・アリスの従者だったのだ。
アリスによる入れ替わり計画を察知したロバートは、騒ぎになることは避けたいと、ミシェルにアリスを演じるよう求めてきて……。
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