東雲清一郎は、大学生活のかたわら書家として活動し、筆跡鑑定も行う超絶イケメン。<br />だが、中身はトゲトゲなハリネズミのような毒舌家だ。<br />おしゃれなカリグラフィー、図書館本の落書き、離別した父からの手紙、そして過去からのメッセージ――「気持ちに嘘はつけても、文字は偽れない」。<br />そう断言する彼の秘密が、また一つ明らかになっていく……。<br />古都・鎌倉を舞台に、文字と書、人の想いにまつわる事件を描くミステリー、第4弾!