カウントダウン
半年後までに、邪魔なものはみんな‘片付ける’――。
海老名亜希子は「お掃除コンシェルジュ」として活躍する人気エッセイスト、五十歳・独身。
歩道橋から落ちて救急車で運ばれ、その時の検査がきっかけで癌が見つかった。
余命は半年。
潔く‘死’を受け入れた亜希子は、‘有終の美’を飾るべく、梅屋百貨店の外商・薬王寺涼子とともに‘終活’に勤しむ。
元夫から譲られた三鷹のマンションの処分。
元夫と結婚した妹との決着。
そして、過去から突きつけられる数々の課題。
亜希子は邪魔なものを‘片付けて’終活に奮闘するが、マンションのクローゼットに大きな秘密を抱えていた――。
イヤミスの女王が放つ二転三転の‘終活’ミステリー、待望の文庫化です。
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