人はなぜ生きるのか――。<br />緩和ケア医として多くの終末期患者たちを看取ってきた40代の医師に下された「末期がん」の宣告。<br />患者たちと立場をともにしたとき、医師は初めて命の何たるかを理解した。<br />余命を意識しながら仕事と向き合い続ける医師が語った、「運命」の受容と抵抗のノンフィクション。<br />