ある夜、八木沼真知の部屋を見知らぬ男が訪ねてきた。<br />初対面にもかかわらず、彼はなぜか真知の昔からのあだ名や好物を知っていた。<br />一方、周囲で不可解なことが起きているのに気付く美門玲二。<br />どうやら眠っている間に、別人格が勝手に行動しているようなのだ。<br />本来交わるはずのない二人の運命を結び付けるのは、半年前のとある転落事故――。<br />真知は恋人を失ったその事故について調べ始める。<br />