赤壁の戦いで大勝を収めた周瑜は、自ら唱えた天下二分に向け、益州への侵攻を決意する。<br />孫権と劉備との同盟成立で、その機が訪れたのだ。<br />だが、周瑜に取り憑いた病は、刻々とその身体を蝕んでいく。<br />一方、涼州で勢力を拡大し、関中十部軍を率いて、父と一族を殺した曹操に復讐の刃を向ける馬超。<br />謀略を巡らせ、その馬超を追いつめる曹操。<br />そして劉備は、孔明とともに、天下三分の実現のため、遙かなる益州を目指す。<br />北方版〈三国志〉激動の第八巻。<br />