三国志
英雄は去り行く。
劉備の遺志を受け継いだ諸葛亮は、疲弊した蜀の国力を一年で回復させた。
蜀に残された道を進むべく、孔明は、自ら豪族たちの蔓延る南中の平定を目指す。
一方、大群を率いて呉に大敗した魏帝曹丕は、周囲の反対を押し切り、再び広陵への親征を強行する。
だが、度重なる敗戦は彼の身体をも蝕んでいく。
魏の侵攻を悉く退け、さらなる飛躍の機を伺う陸遜。
孔明の乾坤一擲の北伐策に、その武勇を賭ける趙雲。
遺された志に光は射すのか。
北方版〈三国志〉慟哭の第十二巻。
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