三国志は、紀元二世紀末から三世紀にかけて、後漢の末期から晋王朝ができるまでの約百年間を舞台に、そこに群雄割拠した実在の英傑たちの歴史であり、同時に歴史物語である。<br />幾多の男たちが、それぞれの夢を追い求め、やがて死んでいく滅びの物語にファンは多い。<br />この本では、乱世を生きた英傑たちの姿や魅力を、ぼくなりの見方を加えながら語っていきたい――。<br />北方謙三が語る『三国志』の醍醐味を纏めた待望の一冊。<br />