幻想古書店で珈琲を
大学を卒業して入社した会社がすぐに倒産し、無職となってしまった名取司が、どこからともなく漂う珈琲の香りに誘われ、古書店『止まり木』に迷い込む。
そこには、自らを魔法使いだと名乗る店主・亜門がいた。
この魔法使いによると、『止まり木』は、本や人との「縁」を失くした者の前にだけ現れる不思議な古書店らしい。
ひょんなことからこの古書店で働くことになった司だが、ある日、亜門の本当の正体を知ることになる――。
切なくも、ちょっぴり愉快な、本と人で紡がれた心がホッとする物語。
更新中です。しばらくお待ちください。