浅草料理捕物帖
人気の蕎麦屋『桔梗屋』で修行した与吉は、つなぎが多い店に見切りをつけ、蕎麦粉を多く使う「正直そば」の銘を掲げ『多幸庵』という蕎麦屋を出す。
だが常連客の中に必ず蕎麦を半分残すという作治という老人がいた。
『桔梗屋』の嫌がらせを疑った与吉は、一膳飯屋の板前をしながら下っ引きをする孝助に、作治の身元を調べてもらう。
そんな折、店に食べに来て食中りを起こした小間物問屋『白河屋』の旦那・左兵衛が翌日亡くなってしまった。
枕元には白い粉が残り、悪い噂が立った『多幸庵』は客足が遠のいてしまう。
孝助は変死の謎を探り始めるが……。
淺草の食と事件を描く大好評捕物帳!
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